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用語解説と検査項目の正常値(基準)

血液生化学検査の検査項目と正常値

血液検査の検査項目に登場するアルファベット3文字は、何を表すものなのかを知っていますか? また、肥満傾向のある人がよく気にしている中性脂肪値やコレステロール値は、一体どれくらいであれば問題がないのでしょうか。ここでは血液生化学検査の検査項目の用語解説と、それぞれの正常値について紹介しています。

基準値と違っても病気とは限りません

血液を遠心分離機にかけ、沈殿した固まりの上に出てきた血清という淡黄色の液体を調べるのが血液生化学検査です。

血清の中にはさまざまな成分が含まれており、分析してそれぞれの基準値と比較すると、障害が起きている臓器の見当をつけることができます。

しかしそれらはあくまでも目安ですので、たとえ基準値と違っていたとしても、決して自分は病気であると決め付けないで下さい。

検査項目とそれぞれの正常値

空腹時血糖値(GLU)

空腹時血糖値とは、空腹の時に血液に含まれているブドウ糖(グルコース)の量のことであり、正常値は70〜110mg/dl未満とされています。

クレアチニン(Cre)

筋肉を動かすための物質、クレアチンが役目を終えた時にできるものがクレアチニンです。正常値は性別によって異なり、男性では0.6〜1.1mg/dl、女性では0.4〜0.8mg/dlです。

ZTT

ZTTとはクンケル混濁試験のことであり、血清に試薬を加えて血清中の蛋白の反応をみるコロイド反応試験の一種です。基準値は4〜12Uであると言われています。

GOT(AST)

GOTとはアミノ酸を作る酵素のことであり、主に心筋・肝臓・骨格筋・腎臓の中に存在しています。これらの臓器に異常がなければ、通常は8〜40IU/Iほど含まれています。

GPT(ALT)

肝細胞に多く含まれているGPTは、アミノ酸を構成する働きをもった酵素です。正常値は6〜35IU/Iですが、この数値よりもはるかに高かった場合は肝臓疾患の疑いがあります。

γ‐GTP

タンパク質の材料であるグルタミン酸の代謝に関わっている酵素がγ‐GTPです。腎臓・膵臓・肝臓に含まれており、男性は65 IU/I以下、女性は30IU/I以下が正常値です。

ALP

ALPとはアルカリフォスファターゼの略称です。ALPはリン酸化合物を分解する働きを持った酵素であり、結果数値が115〜359 IU/Iを示していれば何の問題もありません。

LDH

ブドウ糖がエネルギーに変わるために作用する酵素がLDHです。あらゆる細胞の中に含まれているものであり、基準値は106〜230 IU/Iとされています。

CHE

コリンエステラーゼの略称がCHEであり、神経と筋肉の働きを支えるアセチルコリンを分解する役目を持っています。186〜406IU/Iが正常値ですが、CHEを合成する肝細胞に障害が起きると値が低くなります。

LAP

ロイシンなどのタンパク質を分解する酵素がLAPです。主に胆汁の中に含まれており、110〜210Uが正常値ですが、胆道系の病気で胆管が閉塞すると高値になります。

アミラーゼ(AMY)

アミラーゼとは糖分を分解するために存在する消化酵素のことです。正常値は39〜128IU/Iであり、主に膵臓の細胞にたくさん含まれています。

総コレステロール(T‐cho)

総コレステロールとは、細胞膜やホルモンの合成などに欠かせない多種のコレステロールの総量を表すものです。結果数値が140〜219 mg/dlであれば特に心配は要りません。

HDLコレステロール

HDLコレステロールとはいわゆる善玉コレステロールのことです。血管の壁に付着した脂肪を除去したりする役目を持っており、40〜85 mg/dlが基準値です。

LDLコレステロール

LDLコレステロールはコレステロールの運搬には欠かせないものですが、増え過ぎると血管壁に付着して動脈硬化を進行させてしまうことがあるため、悪玉コレステロールとも呼ばれています。なおLDLコレステロール値が70〜140 mg/dlであれば正常の範囲です。

中性脂肪

脂質の一種である中性脂肪は、エネルギーの源となったり体温を保ったりするための物質です。正常値である30〜149 mg/dlを超えていた場合は、生活習慣病を発症するリスクが高くなります。

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