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細菌/便潜血/虫卵検査など検便について

便検査を分かりやすく説明します

トイレでお尻を拭いた時にティッシュに血がついていたり、原因不明の腹痛や下痢があったりしたら、何かの病気や体内に侵入した虫が原因かもしれません。自分で便を採取するのは気が引けるかもしれませんが、便の中に異物が含まれていては大変ですので、必ず便検査を受けて詳しく調べてもらいましょう。便検査について分かりやすく説明します。

採取方法や、推測できる病気などを紹介

大便は体内の健康状態を示してくれるバロメーターです。色や硬さなどを観察するとなんとなく自分の体調を知ることはできますが、その中にはどんな物が含まれており、どんな病気が潜んでいるかなどは、やはり検査でなければ分かりません。ここでは便を採取する方法や、検便によって推測できる病気などを詳しく紹介しています。

血液・細菌・中卵の有無を調べるのが便検査

便の中に血液や細菌が混じっていないか、肛門の周りに虫卵が付いていないかを調べるのが便検査です。

この検査は学校や会社の健康診断でよく行われますが、特に「食品を扱う業務に従事している人」「保育や介護に関わる仕事をしている人」「水道管理事業の従業員」には定期的に実施される場合が多いです。

便の表面を軽くなでて採取します

便の採取には、長さ5〜10冂の専用の容器を使用します。この容器のキャップには細い棒がついており、先端にはギザギザの溝が掘られています。排出した便の表面を軽くなぜ、先の溝が埋まるくらい付けたら、容器に入れてキャップをしっかりと締めて終了です。

虫卵の採取はセロファンを当てるだけ

虫卵を採取するためには、四角い紙の中心に丸いセロファンが付いているものを使います。やり方は、セロファンの部分を肛門に当てるだけと簡単です。なおこの採取方法は、セロハンテープ法やスコッチテープ法などと呼ばれています。

細菌検査・便潜血検査・虫卵検査について

便検査には主に、細菌検査・便潜血検査・虫卵検査の3種類があります。それぞれの詳細については以下の通りです。

細菌検査について

たとえ健康な人の便であっても、その中にはさまざまな菌が含まれています。その中で人体にとって有害であり、病気を引き起こすものを調べるのが細菌検査です。なお検査で見つけることのできる病原細菌には、細菌性腸炎の原因となる赤痢菌・チフス菌・病原性大腸菌などがあります。

便潜血検査について

便に血が混じっていないかを調べるのが便潜血検査です。検査の目的は主に大腸癌の発見であり、2日分の便を採取する必要があります。

大腸癌は血便が特徴の病ですが、出血量が少ないと目には見えないため、試薬を用いて色の変化を観察する化学的潜血反応や、免疫学的潜血反応という検査が行われます。

ただし前者は肉や魚などの食品にも反応するという欠点があるため、有用なのは人のヘモグロビンのみに反応する免疫学的潜血検査であると言われています。

虫卵検査について

虫卵検査とは、肛門に寄生虫の卵が付いていないかをチェックする検査です。日本人に最も多く寄生しているぎょう虫の卵は、口から侵入して盲腸などで成長したのち体外に出て行くのですが、その過程で肛門に大量の卵を産み付けていきます。

命に関わるような危険なものではありませんが、布団や下着などに卵がついたり、激しい痒みを引き起こしたりするので、感染が広がる前に対処する必要があります。

陽性(+)と判定されたら・・・

検査の結果は陰性(−)が基準です。しかし3つの検査のいずれかが陽性(+)であった場合は、消化管からの出血や、寄生虫が体内にいる可能性がありますので、再検査を行う必要があります。

なお再検査でもやはり陽性反応が出てしまったら、内視鏡検査などで更に詳しく調べて、病気の特定や進行具合などを確認しなくてはなりません。

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