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眼底検査について教えます

あまり聞き慣れないかもしれませんが、眼底検査は糖尿病の三大合併症の一つである糖尿病性網膜症や、知らぬ間に悪化している緑内障の早期発見のためには欠かせないものです。視野が欠けたり目が重く感じたりしたら、決して放っておかずにできるだけ早く検査を受けてください。健康診断の検査項目の一つ、眼底検査についてお教えします。

検査の方法や、分かる疾患などを解説

眼底つまり目の奥は、外から血管を観察して病気の診断を行うことができる唯一の場所です。

眼底検査は、失明の恐れがある危険な目の病気やそれらの引き金となる血管の異常をいち早く見つけることができるため非常に有意義です。ではこの検査の方法や、検査で分かる疾患などを具体的に解説していきます。

目の病気を発見するための検査です

眼底検査とは、眼底カメラや眼底鏡などを使って瞳孔の奥をのぞき込み、網膜や眼底血管や視神経などを調べる検査のことです。

これらを調べると、眼底出血が原因で起こる糖尿病性網膜症・緑内障・網膜剥離などの目の病気を見つけたり、動脈硬化の進み具合をチェックしたりすることができるのですが、その中でも特に重要なのは緑内障の発見です。

緑内障は、失明の危険性が極めて高い病気であるにも関わらず、かなり進行した状態でないと自覚症状が表れないため、早期発見と治療が何よりも大切であるからです。

眼底の検査方法には3つあります

検査方法は主に、「直像検査」と「倒像検査」と「細隙灯顕微鏡検査」の3つがあります。

直像検査について

小型の懐中電灯のような形をした「直像検眼鏡」という器具を使い、瞳孔に光を当てて眼底を肉眼で観察する方法が直像検査です。受診前には散瞳薬という目薬をさして瞳孔を広げなければいけません。

検眼鏡には15倍まで拡大可能なレンズが付いており、鮮明に見える上に眼底組織に影響を与えないという利点があるのですが、見える範囲が網膜の真ん中あたりに限られています。

倒像検査について

倒像検査は、「倒像権眼鏡」という器具を使って瞳孔に光を当て、集光レンズ(凹レンズ)に反射してきた網膜の像を凹面鏡に映して眼底を観察する検査です。

5倍までしか拡大できないため、あまり鮮明な像を見ることはできませんが、この方法を用いると網膜を隅々まで観察することができます。

細隙灯顕微鏡検査について

細隙灯顕微鏡検査とは、細隙灯という拡大鏡を使って瞳孔に光を入れ、眼底やその周辺を映し出して観察する検査のことを指します。受診の前には点眼麻酔をささなければなりません。この検査には、網膜・結膜・角膜・虹彩・水晶体など、数多くの部位を観察することができるという利点があります。

目の疾患はどのように見える?

網膜症にかかっていた場合は、赤い点や白い点が映ります。また四方八方に広がる動脈と静脈の基点である視神経乳頭が白くへこんでいたら、緑内障の疑いがあります。

もし青白く濁って見えたり皺が見られたりしたら、網膜剥離の可能性が大きいです。なお動脈硬化の場合は、静脈が動脈に圧迫されている様子が見えるのですが、観察のためには腕に色素を注射して蛍光眼底写真というものを撮る必要があります。

視野の欠損や黒点が見えたらすぐに病院へ

目の病気は、自覚症状や進み具合は異なるものの、どれも悪化すると完全に視力が失われてしまう危険性の高いものばかりです。視野が欠けたり黒い点が見えるようになったりしたら、すぐに病院へ行くようにしましょう。

また、すでに糖尿病や動脈硬化などを患っている人は、定期的に眼底検査を受けることが大切です。

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