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胃や十二指腸など上部消化管X線造影(バリウム)

上部消化管X線造影検査について

一般的にはバリウム検査と呼ばれている上部消化管X線造影検査は、食道と胃と十二指腸の病気の発見と診断には不可欠な検査であり、多くの場合は35歳以上の人を対象に行われています。ここでは受診前の心構え、検査方法、検査で分かる病気など、上部消化管X線造影検査について詳しく紹介しています。

バリウム検査を詳しく解説します

決して美味しいとは言えない造影剤を飲まされたりゲップを我慢させられたりと、バリウム検査は意外に大変です。

気持ちが悪くなるので嫌がる人が多いのですが、食物を消化するための大切な臓器を診るためには欠かせない検査です。

では一体なぜこんな準備が必要なのか、どんな病気が発見できるのかなど、検査について詳しく解説していきましょう。

上部消化管X線造影検査とは?

上部消化管X線造影検査とは、エックス線で上部消化管の内部を撮影し、食道・胃・十二指腸の病気の有無を調べるための検査です。

撮影の前には、エックス線が胃を透過してしまわないようにするために、バリウムという特殊な液体を飲まなければなりません。

またバリウムの前に発泡剤を飲んで胃を膨らませてから撮影する(二重造影法)場合もあり、この方法を用いると、ミリ単位の小さな病変を見つけることが可能になります。

検査前日と当日に守るべきこと

検査の前日は、できるだけ早めに夕食をとる・飲酒は控えるなど食事に気を付けなければいけません。検査当日については一切の飲食は禁止です。飲まず食わずの状態で検査を受けるのはかなり辛いかもしれませんが、胃の中に食べ物が残っていると撮影ができなくなってしまうので必ず守りましょう。

ボタンやファスナー等が付いた服を身に付けていた場合は、受診の前に検診衣に着替える必要もあります。

バリウム検査の大まかな流れ

検査にかかる時間はおよそ10〜15分程度であり、大まかな流れは下記の通りです。

  • 胃の動きを抑えるために、上腕に筋肉注射をします。
  • 顆粒の発泡剤を少量の水で飲み、胃を膨らませます。
  • 空気と一緒にバリウムを一口だけ飲みます。
  • 残ったバリウムを全て飲みます。
  • 体や透視台を回転させて胃の中のバリウムを動かし、内壁に満遍なく行き渡らせます。
  • 息を止めてエックス線撮影を行います(さまざまな角度から撮影します)。
  • 検査が終了したら水と下剤を飲んで、バリウムを体の外に出します。

食道、胃、十二指腸の病気が分かります

エックス線写真には、胃の内部に付いたバリウムは白く、発泡剤から発生した炭酸ガスの部分は黒く写ります。この白黒のコントラストを観察することで、食道と胃と十二指腸の形を把握することができます。

もし全体像が歪んでいたり、ニッシェという突起物が写ったりしていた場合は、食道ガン・食道静脈瘤・胃ガン・胃潰瘍・胃ポリープ・十二指腸潰瘍・十二指腸癌といった病気を患っている可能性があります。

異常ありと診断されたら?

検査で異常ありと診断された場合は、もう一度エックス線撮影を行ったり、胃カメラ(内視鏡検査)を飲んだりして更に詳しい検査を行います。他にも腫瘍マーカーや生検といった検査が行われる場合がありますが、これらは癌の疑いが強い時にのみ実施されます。

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