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肺・心臓・大動脈などをチェックする胸部エックス線撮影

X線検査を解説します

X線検査は、苦痛がまったく無くあっという間に終わる検査です。エックス線の照射量はごく微量なので、健康診断の検査程度では健康を害する心配もありません。ここでは、さまざまな病気を推測することができ、癌などの発見にも役立つX線検査について解説しています。

胸部のX線検査に迫ります

X線検査は、放射線の一種であるエックス線を使って、体のなかを覗くことのできる検査です。

この検査はいろいろな臓器の健康状態のチェックに有用ですが、特に胸部にある臓器の診断に役立ちます。

では、具体的にはどんな臓器の診断に役立つのか、どんな病気の可能性を読み取ることができるのかなど、胸部のX線検査に具体的に迫っていきます。

健診では、胸部のX線検査を行います

X線検査とは、エックス線と呼ばれる電磁波を体に照射して、臓器に異常がないかを調べるための検査です。

エックス線撮影のことをレントゲン撮影と呼ぶ場合が多いのですが、これはエックス線の発見者であるドイツの物理学者の名前が由来となっています。

なお一般的な健康診断では、胸にエックス線を当てて、肺や心臓・大動脈などの病気を調べる「胸部X線検査」が行われます。

健康な肺は黒く写ります

X線は、骨などの硬いところは通過しにくく、水や空気を多く含む臓器や柔らかい臓器は通過しやすいという性質を持っています。

肺は空気をたくさん含んでいる臓器であるためX線が通過しやすく、レントゲン写真には黒く写ります。しかし肺に異常があった場合は白い影が写るので、その部分に異常が起きていると見当をつけることができます。

レントゲン撮影ではガンになりません

レントゲンを撮ると被爆してガンになるのでは?と思っている人が意外に多いようです。確かにエックス線は放射線の一種であるため、かなり軽度とはいえ被爆してしまうことは事実です。

しかし病院の検査で使われるエックス線はごく少量であり、ガンを発症するほどではないので心配は要りません。ただし、妊婦さんの場合はお腹の赤ちゃんに影響が出ることがあるので、撮影はなるべく避けたほうが良いようです。

検査の前には金属類を外しましょう

検査を受ける前は、時計やアクセサリーを外したり、金属が含まれている下着やベルトを外したりして、検査着に着替えなければなりません。

また妊娠中の女性の場合は、腰に放射線を防ぐためのプロテクターを装着しなければなりませんので、必ず撮影の前に医師に告げておきましょう。妊娠の疑いがある場合でも同様です。

撮影は基本的に立位で行います

検査機械に胸部を密着させて顎を乗せ、機械の左右に両腕を添えます。撮影前は深く息を吸い、撮影中はしっかりと息を止めるよう医師から指示があるのですが、これは写真をブレさせないためですので必ず守りましょう。

撮影はほんの数秒で済むので、後は着替えたら終了です。なお基本的に撮影は立位で行いますが、場合によっては検査台に寝て横向きの姿を撮影することもあります。

肺、心臓、大動脈の病気はどう写る?

肺癌・肺結核・肺炎などの病気があった場合、レントゲン写真には患部が白く写りますが、反対に黒く写っていた場合は、気管支拡張症や胸水の疑いがあります。

なお心臓は健康な状態であれば白く写るのですが、片方の肺を覆い隠すくらいに大きく写っていた場合は心拡大などの心疾患が考えられます。また、大動脈瘤などの異常も白い影で写ります。

白くて丸い影が写っていたら肺癌かも!

肺に白くて丸い影が写っていたら、肺癌の疑いがあります。このような場合は、医師より再検査や精密検査を受けるように指示がありますので、必ず受けるようにしましょう。

肺癌は、血液を介して脳や骨などへ転移することが多く、喀血や上大静脈症候群といった合併症を引き起こす可能性の高い病気です。よって、できるだけ早急に発見して適切な治療を行うことが何よりも大切です。

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