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ECGの方法や検査でわかる疾患

心電図検査について説明します

日本人の死亡原因の第2位である心臓病は、健康診断の心電図検査がきっかけで見つかることが少なくありません。突然胸が苦しくなって倒れたり、悪化させて治療が困難になったりしないためにも、きちんと検査を受けて心臓が正常に機能しているかどうかを調べてもらいましょう。心疾患の発見に役立つ、心電図検査について説明します。

検査方法や検査でわかる心疾患などを紹介

勘違いしている人が多いようですが、心電図検査は決して「体に電気を流して心臓を調べる怖い検査」ではありません。

ここでは検査の方法や検査で分かる心疾患など、心電図検査の正しい知識を分かりやすく紹介していますので、検査の前にぜひ参考にして下さい。

心電図検査って、どんな検査?

心臓の筋肉が拡張や収縮の動作をするとき、微量の電気信号が発生します。

その電気信号を心電計という検査機器で増幅させて、その変化を波形として記録して心臓の状態を調べるのが心電図検査です。

心電図(ECG)に記録された波形を観察すると、心臓が正常に機能しているか、心臓病を患っていないか、心臓病の兆候が見られないかなど、さまざまなことが分かります。

通常の健診では安静時心電図検査を行います

検査には、胸や手足に電極をつけて寝ているだけの安静時心電図検査、ベルトコンベアーの上を歩きながら測定する運動負荷心電図検査、万歩計のような器械を体に付けて24時間の心電図を記録するホルター心電図検査などさまざまな種類がありますが、通常の健康診断では安静時心電図検査を行います。

胸や手足に電極をつけて検査します

上半身裸になり、診察台の上に仰向けに寝て、電極を付ける場所に電気が通りやすくなる特殊なクリームを塗ります。

そして胸部6ヶ所、両手首と両足首にそれぞれ1つずつ電極を取り付けていきます。心電計の電源を入れると、心臓の拍動で発生した電気が機械に誘導されて波形のグラフが現れるので、それを記録していきます。

心電図(ECG)の波はどう見る?

心電図モニタに表示されるジグザグの波には、それぞれP・Q・R・S・Tという名前がついています。Pは心房の収縮を、QRSは心室の収縮を、Tは心室の収縮の終わりを表しています。

この3種類の波を1セットと考えて、一定の間隔を保って規則正しく表れていれば正常に心臓が拍動していることになります。しかし、波が基準とは明らかに違う形になっていたら、心臓に障害がおきている可能性があります。

波が乱れていたら、不整脈かもしれません

検査で分かる代表的な病気といえば不整脈です。不整脈があると、素人の目から見てもはっきりと分かるほど心電図の波が変形していたり、間隔が乱れたりしています。

他にも心不全や心臓偏位、心臓弁膜症や狭心症といった病気が考えられます。なおこれらの可能性ありと診断された場合は、より詳しく調べるために心臓超音波検査や心臓カテーテル検査などが行われます。

検査前や検査時に注意したいこと

検査の前は、洋服を脱いだり金属製のもの(時計など)を外したりしなければなりません。また、いよいよ検査となるとつい力が入ってしまいがちですが、出来るだけリラックスして受けるように心掛けましょう。

体が強張っていると、ノイズが入って記録が上手く取れなくなることがあるからです。なお、前日からの絶食などの決まりは特にありません。

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