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標準(正常値)平均数値の解説や検査の詳細

血圧測定を分かりやすく紹介します

動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞など、自覚症状が表れないままに進行する恐ろしい病気のベースとなるのが高血圧です。「沈黙の殺人者」とも呼ばれている高血圧をできるだけ早く見つけて改善するためには、定期的な血圧測定が欠かせないことを知っておきましょう。ここでは、血圧測定に関する知識を分かりやすくまとめて紹介しています。

標準値や検査の詳細を解説します

血圧の測定は、ずばり高血圧を調べることが目的です。

血管に大きな負担をかけ、心臓や脳の重篤な病気を引き起こす原因となるのが高血圧ですから、定期的に自分の血圧をチェックすることはとても重要です。

もし血圧値が昨年とは大幅に違っていたりしたら、決して放置をせずに、必ず再検査を受けて医師からの指示を受けるようにして下さい。では血圧の測定方法や血圧の標準値など、検査の詳細を具体的に解説していきます。

血圧測定とは? そもそも血圧って何?

血液は、心臓の縮小や拡張によって血管に送り出される仕組みになっています。

この心臓の拍動の動作のときに血管にかかる圧力が血圧です。全身のどの血管にも圧力はかかっていますが、一般に血圧というときは上腕動脈にかかる圧力のことを指しており、健康診断ではこの部分の血圧測定を行います。

上腕動脈の血圧の測り方

上腕(二の腕)に圧迫用腕帯というゴムの袋状のものを巻き付け、これに空気を送り込んで圧力を加えます。圧力を加えたら、少しずつ空気を抜いていき肘の内側にある動脈の音を聴きます。

聴診器には「トントン」という音が聞こえてくるのですが、これがいわゆる最高血圧です。更に空気を抜いていくと、今度は音が聞こえなくなっていくのですが、この時に動脈にかかっている圧力が最低血圧です。上腕動脈の血圧はこのようにして測定していきます。

最高血圧と最低血圧について

最高血圧には収縮期血圧、最低血圧には拡張期血圧という別の呼び方があります。収縮期血圧とは、心臓が収縮した時に動脈にかかっている圧力のことであり、拡張期血圧とは、心臓が拡張した時に動脈にかかっている圧力のことを指しています。

なお最高血圧や収縮期血圧のことを「上の血圧」、最低血圧や拡張期血圧のことを「下の血圧」と呼んでいる人が多いですが、いずれも俗称です。

血圧の標準値や、高血圧の診断基準値

血圧検査は、何度か測定を行ってその平均数値を血圧値としています。血圧は環境や体調などによって常に変化するものであるため、1度だけ測って高値であったからといって必ずしも高血圧であるとは限らないからです。

なお我が国では収縮期血圧が120 mmHg未満、拡張期血圧が80 mmHg未満を標準値(正常値)と定めています。この値より高ければ高いほど高血圧に近くなるのですが、診断基準については以下の表を参照して下さい。

収縮期(最高)血圧 条件 拡張期(最低)血圧
至適血圧 120mmHg未満 かつ 80mmHg未満
正常血圧 130mmHg未満 かつ 85mmHg未満
正常高値血圧 130〜139mmHg 又は 85〜59mmHg
軽症高血圧 140〜159mmHg 又は 90〜99mmHg
中等高血圧 160〜179mmHg 又は 100〜109mmHg
重症高血圧 180mmHg以上 又は 110mmHg以上
収縮期高血圧 140mmHg以上 かつ 90mmHg未満

測定はリラックスして受けよう

血圧は朝と夜では違いますし、その時の精神状態によっても左右されます。特に極度に緊張している時やスポーツをした後などは大きく変動してしまうので、このようなタイミングで血圧を測ると正確な値を出すことができません。

よって測定前や測定時には、体に負担がかかるようなことは避け、できるだけリラックスした状態で受けることが大切です。

白衣を見ると血圧が上がる?

家で血圧を測ると低いのに、病院で測るとどうしても高くなってしまうという人がいます。これは白衣姿のお医者さんを見ると緊張やストレスを感じてしまうのが原因であり、白衣高血圧症と呼ばれています。

本当は健康であるのに高血圧と誤診されてしまうことがあるので、測定の前に医師に相談するようにしましょう。

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