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健診の視力検査・聴力検査でわかること・概要

視力検査と聴力検査の概要を教えます

現代人は、パソコンや携帯音楽プレーヤーなどで目や耳を酷使しがちです。視力や聴力が低下すると日常生活に支障が出てしまいますので、定期的に検査を受けてそれぞれの能力に問題がないか確認するようにしましょう。視力検査と聴力検査の概要をお教えします。

検査の流れや、分かる病気などを解説!

目や耳が悪くなったのは、単なる老化だから心配ないと思っている人はいませんか?

視力や聴力の低下は、さまざまな病気が原因で起きていることも十分に考えられますので、必ず検査で詳しく調べてもらいましょう。

視力検査と聴力検査、それぞれの検査の流れや検査で分かる病気などを解説していきます。

静止視力を調べるのが視力検査です

視力には大きく分けて、動かないものを見る静止視力と、動くものを認識する動体視力の2つがありますが、一般的な健康診断の視力検査で調べるのは静止視力のほうです。

また、肉眼でものを見る視力のことを裸眼視力、眼鏡やコンタクトレンズを装着してものを見る視力のことを矯正視力と呼ぶのですが、検査ではどちらの測定も行います。

視力測定の流れ

検査には、大小のランドルト環(アルファベットのCのような図形のこと)が描かれた視力検査表を使用します。この検査表から5m離れた場所に立って、ランドルト環の切れ目が上下左右どの方向を向いているのかを言い当てていくことで測定していきます。

なお右目を測定する時は左目を、左目を測定する時は右目を「遮眼子」というスプーンのような器具で隠して行うのがポイントです。

視力はどれ位あれば良い?

視力は1.0以上が正常とされていますが、車を運転するためには矯正視力で0.7以上あればOKです。日常生活を送るのにも不自由はありません。なお学校で行われる視力検査では、視力1.0以上を「A」、0.7以上1.0未満を「B」、0.3以上0.7未満を「C」、0.3未満を「D」と、アルファベット4段階で判定している場合もあります。

視力が低下する原因

一般的に視力は加齢と共に衰えていくものですが、他にも近視や乱視や遠視、白内障などの病気が原因で低下することもあります。

もしピントが合わなくなったり、眼の中の水晶体が白や黄色に濁ったりしたら白内障の疑いがありますので、薬剤の点眼や手術などの治療が必要です。また、糖尿病が原因の白内障の場合は進行が早いので注意しましょう。

聴力検査は、難聴を診断する検査です

聴力検査は、難聴にかかっているかどうかや難聴の種類、どんな音が聞こえ難いかを診断するための検査です。

また、耳のどこの器官に障害が起きているか見当をつけることもできます。検査の方法はさまざまですが、一般的にはオージオメーターという色々な周波数の音を出す機械を使った「純音聴力検査」が行われます。

気導聴力と骨導聴力を調べます

純音聴力検査では、気導聴力と骨導聴力という2つの聴力を調べます。気導聴力とは、空気の振動である音が外耳→鼓膜→中耳→内耳→内耳神経→脳の順に伝わっていく仕組みによる聴力のことであり、骨導聴力とは、音が頭骨をふるわせて、その振動が内耳器官に届くという仕組みによる聴力のことを指しています。

純音聴力検査の流れ

検査は静かな部屋で行われます。防音室に入ってヘッドホンを装着すると、さまざまな高さや強さの音が発信されてくるので、聞こえたら手元のスイッチを押すだけでOKです。

骨導聴力については、耳の後ろの突起した骨にレシーバーを付けて、そこから伝わってくる音を聞くことで調べていきます。どの位の強さの音が聞こえるかはdBという単位で表されるのですが、何dBがどの難聴の程度を示しているかは下記の表を参照してください。

dB(デシベル) 難聴の程度
30dB未満 正常
50dB未満 軽度難聴
70dB未満 中度難聴
100dB未満 高度難聴
100dB以上

検査で分かること

気導聴力のみ低下していた場合は、外耳・鼓膜・中耳いずれかの器官の異常が考えられ、伝音性難聴の疑いがあります。また気導聴力と骨導聴力が同じくらい低下していた場合は、内耳か内耳神経の異常が考えられ、感音性難聴の疑いがあります。なお伝音性難聴は中耳炎、感音性難聴は耳下腺炎や聴神経腫瘍などの病気が原因となっています。

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