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子宮筋腫/子宮腺筋症/卵巣がん/卵巣脳腫/子宮内膜症

婦人科検診で行われる超音波検査とは

超音波検査はその名の通り、超音波を用いて体のなかを調べる検査です。エコー検査とも呼ばれているこの検査は痛みや副作用がなく安全なため、あらゆる場面で活用されています。もちろん女性の大切な臓器、子宮や卵巣の病気を発見するためにもとても役立ちます。ここでは婦人科検診で行われている検査の1つ、超音波検査について解説しています。

子宮や卵巣を調べる超音波検査を解説!

経腹エコーや経膣エコーという言葉を耳にしたことはありませんか?

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、これらは婦人科検診で行われている超音波検査のことであり、どちらも子宮や卵巣を調べるために有用なものです。

検査にはどんな機械を用いるのか、どんな方法で調べるのか、どんな病気が発見できるのか等を、具体的に解説していきます。

超音波検査(エコー検査)には2種類あります

超音波検査とは、超音波を体に当てて跳ね返ってきたエコーを画像化し、癌の原因となる腫瘍などを見つけるための検査です。

子宮や卵巣の異常を早い段階で見つけることができるという利点があり、レントゲン撮影のように被爆してしまう心配もありません。

またこの検査には、経腹超音波検査(経腹エコー検査)と経膣超音波検査(経膣エコー検査)の2種類があり、用途に合わせて使い分けがされています。

経腹エコー検査について

お腹の表面にゼリーを塗り、超音波を送受信するプローブという機械を当てて、子宮や卵巣の状態を診るのが経腹エコー検査です。腹部の上で自由に機械を動かしてさまざまな角度から観察することができるので、10cm以上の大きな腫瘍を発見するのに適しています。

なお超音波には水中を通りやすいという性質があるため、この検査を行う前には膀胱に尿を溜めておくと内部の画像を鮮明に映し出すことができます。

経膣エコー検査について

細長いプローブを膣の中に挿入して、子宮のなかを直接調べるのが経膣エコー検査です。子宮や卵巣を至近距離で観察することができるので、鮮明な画像が得られるという利点があります。10cm未満の小さな腫瘍を見つけるのには役立ちますが、広い視野を観ることができないため、大きな腫瘍を発見するのには向いていません。

2つの検査で分かる子宮と卵巣の病気は何?

経腹エコー検査と経膣エコー検査、どちらも子宮や卵巣の病気を見つけるためには欠かせないものですが、具体的にはどんな病気を発見することができるのでしょうか? また、どちらの検査がどの病気を発見・診断するのに有用なのでしょうか。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮筋に良性の腫瘍ができる病気です。進行が遅いので危険性は高くありませんが、月経痛がひどくなったり出血量が増えたりしてしまい、貧血や腰痛の原因となります。この病気を診断するためには、経腹エコー検査と経膣エコー検査どちらも必要です。

子宮腺筋症

子宮腺筋症は、子宮の内膜にあるはずの細胞が子宮筋にでき、子宮の壁が分厚くなってしまう病気です。強い月経痛が引き起こされ、不妊の原因にもなるこの病を診断するためにはMRIが最も有力ですが、経腹エコー検査や経膣エコー検査も役に立ちます。

卵巣癌

卵子を生成する器官である卵巣に、悪性の腫瘍ができる病気が卵巣癌です。とても進行が早く死亡率も高いので、早期発見がたいへん重要です。この癌を調べるために欠かせないのが経膣エコー検査であり、特に初期の段階での発見には有用であると言われています。

卵巣嚢腫(腫瘍)

卵巣腫瘍の一種であり、卵巣に液体を含んだ腫れ物ができるのが卵巣嚢腫です。腫れ物は片側の卵巣に発生することが多く、直径が5cm以上になるとねじれて激しい下腹部の痛みを引き起こしたりします。診断に最も有用なのは経腟エコー検査ですが、腫れ物が直径15cm以上と大きい場合には、経腹エコー検査のほうが効果的です。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮の内側だけに存在するはずの子宮内膜組織が、別の場所に発生して増殖する病気です。卵巣にできた場合は、月経血が溜まってチョコレート嚢胞と呼ばれる大きな塊ができてしまい、ズキズキとした痛みや不妊などの症状を引き起こします。

この病の診断は難しいため、経腹エコーや経膣エコーをはじめ、問診・内診・超血液検査などたくさんの検査を行わなければなりません。

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