健康診断の結果や方法がよくわかる | チェカプー
企業が行うべき健診の種類

会社が実施義務のある健診の種類

いつも私たちが何気なく受けている会社の健康診断には色々な種類があり、どれも労働安全衛生法および労働安全衛生規則によって実施が義務づけられていることを知っていますか?ここでは、会社が行うべき健康診断の種類について解説しています。

企業健診の種類や検査項目などを教えます

企業が労働者に対して行わなければならない健康診断は、年に1度の定期健診や採用後に行う雇入時健診だけではありません。

危険な物質を扱う業務に従事している人や、国外へ出張する人を対象としているものなど多種多様です。

対象者によって検査の内容は異なりますが、一般的に定期健診と雇入時健診で実施する基本11項目に関しては、どの健診でも共通して行われます。では、それぞれの健診について具体的に説明していきましょう。

海外派遣労働者に行う健康診断について

労働者を海外に6ヶ月以上派遣する場合は、出国の前に健康診断を実施しなければなりません。

また、6ヶ月以上海外に派遣されていた労働者が、帰国して業務に就く場合も同様です。海外派遣労働者を対象とした健康診断の検査項目は以下の通りです。

  • 腹部画像検査
  • 血液中の尿酸量の検査
  • HB(B型肝炎ウイルス)検査
  • ABO式およびRh式の血液型検査(海外派遣前の健診時のみ実施)
  • 糞便塗沫検査(海外より帰国後の健診時に実施)

特殊健康診断は、特定業務従事者が対象

化学物質など、人体にとって有害な物質を扱う仕事に従事している「特定業務従事者」には、半年に1度、特殊健康診断を実施しなければなりません。

この健診の目的は、重篤な職業病の発症を未然に防ぐことですが、以下のように扱っている化学物質の種類などによって受診すべきものが違います。

  • 有機溶剤健康診断(人体に有害な54種類の有機化合物を扱う人が対象)
  • じん肺健康診断(粉塵作業を週1回以上行っている人、過去に経験がある人が受診)
  • 鉛健康診断(鉛や鉛を含む物質を取り扱う作業に従事している人が対象)
  • 電離放射線健康診断(放射性物質を扱う仕事をしている人が受けるべきもの)
  • 特定化学物質健康診断(クロム酸や塩酸など、46種の指定有害物質を扱う人)
  • 石綿健康診断(石綿、つまりアスベストに関わる仕事をした経験のある人が対象)

昔は結核健診も実施義務がありました

平成21年に廃止されましたが、今まで会社には、定期健診で結核が発病する危険性があると診断された労働者に対し、結核健康診断を実施する義務がありました。なお、検査は下記の様に「感染の有無」を調べるものと「発病の有無」を調べるものに分かれています。

結核菌感染の有無を調べる検査

  • ツベルクリン反応検査
  • QFT検査

結核発病の有無を調べる検査

  • 胸部のX線撮影
  • 喀痰検査
  • 胸部の聴診・打診

労災保険による二次健康診断は無料!

二次健康診断とは、定期健康診断(一次健康診断)で、脳や心臓の疾患を発病する可能性があると診断された労働者を対象に行われるものです。この健診は労災保険の制度に基づいており、特定保険指導とともに無料で受けることができます。

なお受診は強制ではありませんが、事業者としては対象者に受診を勧めなければなりません。また、労働者から診断結果を提出するよう働きかけなければならないという義務もあります。

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